■はじめに
ギターアンプ用のマイクをMNGしたのでレビューします。
SENNHEISERのe906とe609です。
今まではSHUREのSM57をポップス用、SM58をメタル用に使っていたのですが、もっとミドルがゴリっと出るマイクが欲しいなと思ってe906をポチりました。
e609を買ったのはある意味ついでというか…ヨドバシのポイントが結構溜まってたから使っちゃえと。
■比較
で、早速57、58、609、906でギターを録りました。
アンプはHughes & Kettner TriAmp mk3。EQは100Hzのローカットのみです。
まずはSHURE SM57から。コレを基準にお聴き比べください。
※スマホの方はListen in Browserをタップすると聴けます。
SHURE SM57
SENNHEISER e609
SENNHEISER e906
どうでしょう?こうして聴くと57ってドンシャリでバシャバシャしてるなという印象です。
実際私はいつも5kHz辺りを少し削ります。
58はメタル用のキャビIRなんかでよく見かけるので、その界隈では定番なんだろうなと思って使ってましたが、実際ミドルがブリャっと出てていいですね。抜けは一番良いのかも?
609は57とは帯域が違うドンシャリですね。57よりややロー寄りだけど、ジャリジャリしたハイもあります。
906は一番ミドルがゴリっと出てますね。これです欲しかった音は。他に比べてハイが弱いので、高域の可変スイッチで持ち上げてみました。
SENNHEISER e906 Bright
あーコレだ。断然良い。
個人的にはモダンなハイゲインアンプにはなめらかな906、Marshallなどのハードロックな歪みならちょっと荒っぽい58が良いかなと思いました。
■最後に
e906は期待通りで大満足です。高域の可変スイッチも不必要なまでには変化せず、ちょうど使いやすい範囲でした。
今回はハイゲインでしたが、クランチやクリーンも録音して適材適所マイクを使い分けようと思います。