藤原かずはのDTM日記

DTMを中心にギターやバンドの事などを書いています。BFD3のプリセットも公開中。

【Auto-Tune、Melodyne】定番ボーカル修正ソフト聴き比べレビュー

■はじめに

 

BFでMelodyneのAssistantを買いまして、

今まで使っていたAuto-Tuneとは目的は同じでも、また随分趣が違うなと感じたので比較してみました。

 

それぞれのメリデメを挙げて「だからこっちの方がいい」という記事は見たことあるんですが、実際に音源を上げて聴き比べっていうのは私は見たことがないので面白いんじゃないかなと。

 

■試聴

で、下記に音源を3つ用意しました。

歌はあまりしっかり歌っても修正ソフトの性能がわからないので、15分くらいでサクッと録り、それを各ソフト一時間という時間制限を設けて修正してみました。

 

スマホの方はlisten in browserをタップすると聴けます。

 

 
・Non Correction
まんま無修正です。音質はね、やっぱり無修正が一番ですよ。うん。
 
・Auto-Tune
カチッと修正される。このカッチリ感はプロの音源で聞き覚えがありますね。おそらく未だに業界標準だと思います。打ち込みの多い現代ポップスにはこれくらいカチッとしてたほうが合わせやすそう。
ただ下手なイジりかたをすると簡単にケロってしまうので、ある程度習熟が必要です。
音は微妙に痩せますが、気にするほどではないかな。
 
ボーカルってのは必ずしも定規で線を引いたように音程を真っ直ぐに歌ってるわけではなく、結構ゆらぎがあって、それがあると歌が柔らかい印象になります。
Melodyneはそのゆらぎを残したまま修正できるのが良いなと思いました。自然なニュアンスを残しやすい。Auto-Tuneでもゆらぎは調整出来ますが、若干機械的なニュアンスが残るんですよね。
買ってから一週間弱でこれくらい使えるようになったので、操作はAuto-Tuneよりずっと簡単だと思います。
ただ音は少しコモりますね。
 
■最後に
というわけで二大ボーカル修正ソフトを比較してみましたが、いかがでしたでしょうか?
個人的にはコモるのは困るなあというのと、カチッとした修正を好むボーカルが多い印象なのでAuto-Tuneを選びますが、私これ16年位使ってますからね。ちょっとMelodyneには不利な比較になったかもしれません。
 
今現在(2023/11/23)どちらもBFセールやってるので、どちらを買うか迷ってる方の参考になれば幸いです。