藤原かずはのDTM日記

DTMを中心にギターやバンドの事などを書いています。BFD3のプリセットも公開中。

DENON AH-D9200 購入レビュー

高級ヘッドホンを買いました。

 

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DENON AH-D9200

 

適度に楽しく、適度に正しく

個性派ひしめく高級ヘッドホンの中では珍しくThe 普通な周波数バランス。

※過去にゼンハイザー、パイオニア、オーテクのハイエンドを所有していました。

 

環境

クリーン電源:First Cry Aray

DAC & ヘッドホンアンプ:RME Fireface UFX+

メディアプレーヤー:Audirvana、Jriver

 

■バランス

高域は刺さるギリギリ手前まで伸び、低域は他の帯域をマスキングする寸前の量感。

なので音楽にいちばん大事な中域も良く見えます。

 

「せっかく高級ヘッドホンを買うなら、これ一台で何でも聴きたい」という方には、かなりいい選択肢なんじゃないかと。

DTM用途にも使えます。てかShureのSRH1840から乗り換えました。

今まで作った音源の、音作りの甘さが見える見える😂

 

■ハウジング

音を聞くまでは竹のハウジングってどうなんだろう?と思っていたんですが、

開放型か?と思うほどクセがないです。

もっとこう、鹿威しみたいなカッコーンって感じの響きが乗るのかと思ってました。

 

■開放感

よく言われる開放感ですが、ゼンハイザーHD800Sみたいにローを犠牲にして無理やり広げたような機種は置いといて、

イオニアやオーテクの開放型と比べても遜色ないと思います。(3つとも手放してしまったので、記憶を頼りに書いてます)

少なくとももっと下の価格帯のSRH1840(これは持ってます)よりは遥かに広いです。

 

 

とまぁ、ひとしきり褒め倒したんですが、

一つだけモヤッとするとすれば…

 

FOSTEXのTH610と音が似てるんですよね。

 

いや、違いはもちろんあります。

TH610は中高域寄りでちょっと硬いし、相対的に低域が少し物足りない。

わずかにハウジング由来のポコッとした鳴りや曇りも感じる…など。

 

D9200の方が優れていることに疑いはありません…が、

店頭価格で10万弱の差が付くほどかなー?と考えると、

正直「うーん?」って感じです。

 

D9200の音が好きなんだけど、ちょっと手が出せないな…という方には、

一度TH610を聴いてみることをオススメします。兄弟機みたいだから笑